東京未来大学福祉保育専門学校
大槻さん
■プロフィール
介護福祉士の資格を取得後、介護現場で8年間勤務。実習生の指導をするうちに「もっとたくさんの人に今の介護現場のことを伝えたい」と思い教員へ転身し、6年間キャリアを積んだ。教員としてのさらなる成長を目指し、三幸学園に入職した。
今までのキャリアを活かし、さらなる成長をするために上京
8年間、介護の現場で働いていましたが、実習生を指導するうちに「もっとたくさんの人に今の介護現場のことを伝えたい」と思うようになり、教員にキャリアチェンジしました。約6年間、介護関係の専門学校で指導をするうちに「違う場所でも通用するのかやってみたい」と思い転職活動を始めました。三幸学園への入職を決めたのは、介護福祉士の志望者が減るなか三幸学園で介護を学ぶ学生が増えていること、「今までのキャリアを活かせる」と言われたことが大きいです。初めて東京で生活することになったのですが、三幸学園で教員をしたいと感じ、思い切って決意しました。
日々勉強しながら、コツコツと前に進む
三幸学園では、2年生のクラス担任や授業、オープンキャンパスなどの広報の仕事をしています。介護の授業は専門用語も多く、初めて触れる人には理解しにくいので、なるべくかみ砕いて伝えたり、実際の介護現場でのエピソードを話したりして、興味を持ってもらえるようにしています。よい授業ができるよう日々勉強です。前職よりも担当する業務の幅が広がり、担当する学生の数も増えたので、大変な面もありますが、周りの人にアドバイスをもらいながら、コツコツ取り組んでいます。東京での生活も慣れてきました。意見を発信しやすく、現場への落とし込みもスピーディーなので、とても仕事がしやすいですね。東京での生活にも慣れてきたのですが、職場の近くにお店がたくさんあるのが嬉しいですね。お昼はランチを食べにいってリフレッシュしています。
幅広いタイプの学生と向き合う難しさとやりがい
介護福祉科では、高校を卒業したばかりの生徒や社会人の経験のある訓練生、留学生など、幅広い人が学んでいます。私よりも年上の生徒も珍しくありません。バッググラウンドや勉強への意欲などが違うので、信頼してもらえるよう、言動には気を配っていますね。具体的には、全ての生徒が正しく理解できるよう伝え方を工夫する、あいまいなことを言わない、生徒同士の意見が相違した時は全員から話を聞いて公平に判断するなどを意識しています。難しいことではありますが、このような姿勢で向き合い続けると、少しずつ生徒との関係は変わってきます。最初はあまり心を開いてくれなかった生徒が、先生として頼ってくれるようになると本当に嬉しいです。大変なこともありますが、学生と接することで、さまざまな学びを得ています。
より良い指導を目指しつつ、介護職の魅力を広めたい
私が仕事をするうえで大切にしているのは、生徒が介護福祉士に合格し、介護の世界で活躍できるようサポートすることです。より充実した支援ができるよう、他の教員や施設の方々などから学びながら、教員としての力を伸ばしていきたいですね。今後は広報にも力を入れ、介護職のよいところをオープンキャンパスなどで伝えていけたらと思っています。介護職はハードワークなイメージがありますが、実はお休みも多く無理なく続けられる仕事です。自分の発信で介護業界を盛り上げるお手伝いができたらと思っています。このような少しスケールが大きいことでも、生徒や学校のためになるなら、積極的にチャレンジできるのが三幸学園の魅力だと思います。