東京未来大学福祉保育専門学校
水本さん
■プロフィール
看護師国家資格を取得後、病院や介護施設、保育園などの現場で看護師として勤務し、8年目を迎えた。現在は現場で働きながら、東京未来大学福祉保育専門学校の講師として指導をしている。
看護師経験を活かして、現場で活躍する人材を育てる講師へ
看護師としてのキャリアは8年で、現在も現場で仕事を続けています。講師を目指したきっかけは、現場で指導をして、時間がなかなか取れず充分に教えられないと感じたことです。学校で生徒を教えることで、現場でスムーズに活躍するためのサポートができると考えました。もともと人に教えるのが好きで、教師にも興味があったのも大きいですね。看護学校で半年ほど実習指導を経験し、三幸学園に入職しました。三幸学園を選んだのは、介護科と保育科があり、介護施設や保育園での看護師経験が活かせる点と、教育効果があれば大きな裁量のもと自由に取り組める点に惹かれたからです。
大きな裁量のもと、現場で役立つ教育ができる
現在は東京未来大学福祉保育専門学校で、広く人間の身体の構造、臓器や病気について教える授業を受け持っています。三幸学園に入職後に副校長から「先生の思う通りにやってください」という言葉をいただいた通り、シラバスから逸れることがなければ授業の進め方は講師に委ねられています。思った以上に自由に講義ができていますね。もちろん教科書は指定されているのですが、私の場合、PowerPointやプリントを自作したり、教科書順ではなく関連項目も合わせて教えたりと、生徒がより理解しやすい教え方を心がけています。介護施設で介護士と看護師がどのように連携するのか、現場での介護の様子など、現役で看護師として働いているからこそ教えられる内容も盛り込むようにしていますね。さらに、コロナの感染予防対策など最新のトピックスも伝えています。こういった一歩踏み込んだ授業を行うのは、正しい知識を身につけるだけでなく、今のうちから現場で働いているときのイメージをつかんで欲しいという思いからです。
授業の準備や生徒との接し方など大変な分、やりがいも大きい
生徒の力をしっかり伸ばすために、授業の準備は徹底的に行っています。知識があることと分かりやすく伝えられることは別ものなので、プレゼンテーションの方法を解説した本を読んだり、人気YouTuberの動画を見たりして、伝え方を学んでいますね。また、教育者として生徒の接し方にも配慮しています。生徒と楽しく話しているときも、言葉選びや距離感などが誤解を生まないよう、常に講師にふさわしい振る舞いを意識していきたいです。大変な面もありますが、卒業生が「先生の授業が、現場で役立っています」とお礼を言いに来てくれると、非常に嬉しいですし、自分が目指している「現場で役立つ教育」ができていると達成感を覚えます。
現場で看護師として仕事をしながら、福祉や医療を担う人材を育てたい
今後の目標としては、看護師の仕事と講師を両立しつつ、今よりも講師の比重を増やしていきたいと考えています。三幸学園は多くの学校を運営しているので、いずれは他の学校でも授業を担当し、より多くの生徒に専門知識や現場のリアルなところを伝えて、福祉や医療の現場を支える人材を育てたいです。講師は現場とは違った形で、看護師としての専門性を活かせる仕事です。三幸学園は講師の裁量が大きいので、自主性を持って、学んだり、伝え方を工夫したりできる方にとっては、非常にやりがいがある職場なのではないでしょうか。私自身、高い専門性を持つ先生方から刺激を受け、日々新たな発見をしながら働いています。「教育を通して福祉・医療分野を支えたい」という思いのある方は、ぜひ一緒に頑張りましょう。