東京リゾート&スポーツ専門学校
武藤さん
■プロフィール
自分と同じように、トレーナーを夢見る生徒の未来を開きたい
トレーナーを目指したきっかけは、バスケットボールをしていた中学時代にケガをしてしまい、スポーツトレーナーのお世話になったことです。少しずつでもプレイに携わりながら治していくことを提案してくれて「自分の気持ちに寄り添ってくれている」とすごく感激しました。大学を卒業後、就職した病院と母校のスポーツトレーナーを3年間続けながら、アスレティックトレーナーの資格を取得しました。トレーナーから教員にキャリアチェンジした理由は、トレーナーの職業認知度が低く人材が足りてないと感じ、教員になることで「同じ夢を目指す生徒の未来を開きたい」と思ったからです。三幸学園は、スポーツトレーナー業界では有名な学校で大学時代からつながりがあったので募集しているのを見て、迷わず応募しました。スポーツ競技歴や偏差値で選抜するのではなく、志があれば誰でもチャレンジできる場なのが、すごく魅力的だと考えたのです。
今ではなく「将来」を見据えた指導
現在の仕事内容は、担任業務と授業がメインです。スポーツトレーナーは人間性やコミュニケーション力が重要な仕事ですが、生徒たちはまだまだ成長途中です。日頃から「その言動はトレーナーとしてどうなの?」といった問いかけを積極的に行い、今ではなく、トレーナーとして活動する「将来」に照準を合わせて、プロフェッショナルな意識を育てるようにしています。ゆくゆくは、トレーナーの方にお声がけして学校に来ていただき、現場で働くトレーナーの姿を知ってもらう機会をたくさん設けられたらと考えています。
「生徒が一番」を軸に仕事に取り組む
教員として大切にしている軸は「生徒が一番」ということです。どんなに仕事が忙しくても、生徒が困っていたら駆けつけ、寄り添って問題解決するようにしています。言うべきところはしっかり言い、全力で伝えることで、信頼関係ができ、よりよい指導につながるのだと思いますね。資格の勉強をするための自習室も見ているのですが、勉強に苦手意識を持つ生徒もいます。そういった場合は、自分の身体を動かしてもらいながら説明して、理解を促すようにしています。「勉強が楽しい」「わかるようになった」という言葉をもらうと「生徒たちが壁を乗り越える手伝いができた」と実感でき、すごく嬉しいですね。私たち教員がしっかりサポートするので、生徒には楽しみながら、夢を追いかけてもらいたいと思っています。
「生徒に夢を叶えて欲しい」という思いを、学校全体が共有している
三幸学園のよいところは「生徒に夢を叶えて欲しい」「社会に出たときに活躍できるように指導する」といった思いを、学校全体で共有できている点だと思います。悩んでいる生徒がいたら、積極的に声を掛ける風土が根づいているのです。同じ思いを持った教員が集まっているからこそ、何か課題が生じたときにも、スムーズに連携が取れ、早い段階で解決できます。将来の目標は、トレーナーの労働環境を変えることです。現状では拘束時間が長く、プライベートとの両立が難しいため、女性トレーナーは少ないです。指導の仕方やチーム体制の工夫などを提案し、無理なく続けられる環境づくりのお手伝いをしたいです。そうすれば、生徒たちが現場に出たときに、トレーナーとして長期にわたり活躍できると考えています。三幸学園は挑戦がしやすい場なので、生徒の夢を叶えるためにいろいろなチャレンジしていきたいですね。