東京こども専門学校
野崎さん
■プロフィール
いい保育士を育てることで、より多くの子どもたちを笑顔にしたい
保育士を目指したのは、子どもが好きで、ピアノや身体を動かすこと、ものづくりが得意だったから自分の強みを活かせると思ったからです。幼稚園での勤務を経て、母校である三幸学園が運営するぽけっとランドで、保育士として働いていました。現場で子どもたちと接するのはすごく楽しかったのですが、入職してきた保育士のなかには、仕事が上手くいかなかったり、自分の良さを出せなかったりする方が多いと感じました。教員として、自信を持って仕事に取り組める保育士を育てれば、結果的により多くの子どもたちを笑顔にできると考えるようになったのです。三幸学園には、年に1回、異動希望を出せるキャリアチャレンジ制度があるので、毎年希望を書くようにしていました。思いが通じて異動が決まった時は、本当に嬉しかったです。
一人ひとりに寄り添って、人間力が高い保育士を育てる
現在は担任として、ホームルームや就職支援、出席管理、メンタルケアを担いつつ、おもちゃをつくる授業も担当しています。保育士は、人柄が非常に大切な仕事です。指導をする際にも、自信や人としての思いやりを育めるよう、心がけています。壁にぶつかっている生徒に対して、ただ注意するだけの指導はしません。家庭環境やこれまでの人生経験が影響しているのだと考え、一人ひとりに寄り添い、できるようになる方法を一緒に考えてサポートしています。特に実習中は悩みを抱える生徒が多いので「こんないいところがあるから、注意されたことを直していけば大丈夫」といった声掛けを、こまめにするようにしていますね。実習後に「先生のおかげで、自分なりに頑張れました」と言われると、やりがいもひとしおです。
教員になって、社会人として大きく成長できた
生徒の成長を感じながら充実した毎日を送っていますが、キャリアチェンジ当初は不安もありました。保育の仕事しか経験がなかったため、ビジネスマナーやスケジュール管理、生徒指導など「上手くできるのだろうか」と思っていたのです。しかし、上司との面談でアドバイスをもらい、ゴールから逆算して計画を立てて業務やスキルアップに取り組むことにより、課題を少しずつ克服できました。
多くの人とかかわりながら、キャリアを広げられる職場
しばらくは教員として保育士の育成に携わりたいと思っていますが、将来的には保育園の採用や運営に携わりたいです。保育園の採用・運営側で、専門学校での保育士育成について理解している人材は少ないため、経験を活かせると考えています。多くの保育園や幼稚園、生徒とのかかわりを通して、新たな視点を得て、より効果的なアプローチの仕方などを提案したいですね。三幸学園は、保育以外にも製菓や
美容などさまざまな分野の専門学校があります。教員の仕事を通して、違う分野を専門とする方々とのつながりができ、世界が大きく広がりましたし、日々大きな学びを得ています。生徒の成長のために頑張れる方やいろいろな人とかかわりながらキャリアを積みたい方にとっては、大きな充実感を味わえる職場です。